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一般歯科診療
むし歯、歯周病、義歯などお口に関する治療、予防、相談(セカンドオピニオン)など、患者さんの気持ちにお応えできるよう、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士が三位一体となって診療に取り組んでおります。
可能な限り歯を抜かない、歯を削らない、神経を保存する治療をめざしております。
患者さんのお口の状態に応じて、年に2~4回は定期検診にお越しいただき、健康な歯とお口を維持できるよう、サポートしております。また、歯科治療を行う上でさまざまな配慮が必要である場合には専門医療機関をご紹介し、連携を取り合って進めてまいります。
小児歯科
乳幼児から小中学生、あるいは高校生までのお子さまを対象に、むし歯や歯周病、歯並びなどの予防や治療、ご相談の対応などをしています。乳幼児期から学童期までの時期は、乳歯が生えてきて、永久歯に生え替わるなど、お口の環境が変化する時期です。
小児歯科では、そうしたお口の環境をしっかりと支えて健全な歯と口元に育てる基礎作りをします。
治療にあたっては、急を要する痛みやケガでない限り、無理やり行うことはありません。時間はかかりますが、診療チェアに座ることから始めて歯みがきの練習をするなど、少しずつ慣れてもらってから治療を始めます。
なお、お子さんの乳歯は妊娠7週目から関係しており、お母さんのお口の健康が影響を与えます。そのため、当院では妊娠中の方に向けたお口の健康管理も行っております。
義歯
義歯をお使いの方で、何か困っていることはないでしょうか。義歯は人工臓器のようなもので、壊れることなく長く使いたいものです。当院では、お口の環境を整え、長く使っていただけるように、なるべく違和感の少ないシンプルな設計を心がけて歯科技工士と連携しております。
さらに快適な義歯を望まれる患者さんには、それぞれのご希望に合わせた様々な義歯をご提案いたします。
例えば、
「チタン床義歯」は、アレルギーが起きにくい素材でできており、強度があるため薄いのが特徴で、会話がしやすいかと思います。熱伝導率が良いのでお料理の温度が分かり、汚れにくいので臭いが付かないという利点もあります。レーザー溶接による修理も可能です。
「インプラント義歯」は、残存歯がなくても2本のインプラントで、義歯を留めて安定させることができます。手術が必要ですが、義歯は取り外すことができ、装着感が向上すると思われます。
なお、歯ぐきは年齢ともに変化します。義歯を長く快適に使っていただけるよう、3ヶ月から6ヶ月ごとの検診をご提案しています。
インプラント
インプラント治療は、シンプルな方法から複雑な設計のものまで幅広く応用できます。当院では、時間をかけて話し合うことで、不安なく治療を受けて頂けるよう心がけております。
治療では、歯型模型、レントゲン・CTによる十分な診査診断を行い、治療計画について説明します。次に、インプラント体を顎の骨に埋入する手術です。顎の骨としっかりと固定されるまでは、3~6ヶ月かかります。インプラント体による土台ができた後、人工歯をかぶせます。治療後は、3カ月から半年に1度の定期検診を受けてください。
当院では「患者さんにとって、やさしいインプラント治療」を信念に、日々研鑽しております。
歯周病治療
歯周病の直接の原因は歯垢(プラーク)にすむ歯周病菌ですが、生活習慣や疲労、体調不良で免疫力が落ちた状態が重なると悪化しやすくなります。ほかに、歯並び、口腔内乾燥、歯ぎしり、ストレスなども関係しています。
当医院では、患者さんごとに担当の歯科衛生士がつき、むし歯、歯周病治療後、予防のためPMTC(歯のクリーニング)、歯みがき指導、歯ブラシなどのオーラルケア用品の処方などを行いながら、長期的にお口の中の環境を良い状態に保ち、健康的な歯肉と美しい歯を育てるサポートをいたします。
歯周病を予防するには、生活習慣の改善や毎日の歯みがきといったセルフケアに加え、歯科医師や歯科衛生士による定期的なケアも欠かせません。当院では、患者さんにも定期的なケアの重要性を理解していただいており、治療後もメインテナンスで来院されます。
患者さんお一人おひとりの良きのパートナーとなることが、私たちの目標です。また、治療の質とケアが患者さんのために貢献できるものと確信しています。
かぶせ物
単に白い材料で歯を修復するだけでなく、健康な歯肉との調和を目指して治療します。そのため、歯肉のトリートメントもご提案しています。美しい歯は健康な歯肉に支えられてこそ本来の美しさを取り戻すと考えており、時間をかけてしっかり治療することで、機能的にも喜んでいただいております。
白い詰め物・かぶせ物には下記の種類があり、歯肉との調和が良く、年月が経っても摩耗・変色しにくいことが特徴です。
「ジルコニアセラミックス歯」は、ジルコニアフレームにセラミックスを焼き付けたもので、光の透過性が良くて自然な色合いを再現することができます。
「ジルコニア歯」は、ジルコニア単体で金属と同等の丈夫さがあり、歯の位置を選ばずに使えます。
「メタルセラミックス歯」は、歯肉との境目に黒ずみが出にくい貴金属を使用し、セラミックスを焼き付けたもので、強度に優れています。
「ラミネートべニア」は、歯の表面にセラミックスの薄片を付け爪のように貼り付ける方法です。
全て、サンプルを準備しておりますので、実際に手に取ってご覧いただけます。
ホワイトニング
加齢や遺伝による歯の変色、染み込んだ色素は、歯みがきやクリーニングでは落ちません。「今より歯を白くしたい」とご希望の方は、歯を削ることなく白くできる、ホワイトニングをご提案しています。
ホワイトニングには、型取り後は自宅でできるホームホワイトニングと、すべて診療室で行うオフィスホワイトニングの2種類があります。ホームホワイトニングは白さが持続しやすく、オフィスホワイトニングはそれより短い期間で白くなることが特徴です。
当院では、ホワイトニングの診断を行い、施術結果もご説明いたします。アフターケアとして、3~6ヶ月に1回のメインテナンスとホワイトニング作用のある歯みがきペーストもご利用ください。
ブライダル、就職活動などから日常のケアまで、ホワイトニングで素敵な笑顔をサポートいたします。
摂食・嚥下リハビリテーション
訪問歯科診療を必要とされる患者さんのなかには、食べ物がずっとお口の中にあってなかなか飲み込めない、飲み込む時にむせたり、咳き込むといった症状があり、摂食・嚥下がうまく出来ていない方がみえます。
歯の治療を受けることはもちろん、摂食・嚥下のリハビリテーション指導を受けることをおすすめします。
こうした問題は、食事方法を工夫したり、お口の機能訓練を行ったりすることで軽減できます。一度にお口に入れる食べ物を少なくし、水分にはとろみを付けてみる。食事中の姿勢は前かがみにならず、顎を引いて飲み込む。食前に歯みがきをして、ブクブクうがいをすることもおすすめです。
ほかに、唾液腺マッサージや頬のマッサージ、舌の運動なども役立ちます。当院では、口腔機能向上訓練の方法をお教えし、摂食・嚥下障害の予防に努めています。 また、専門医療機関と医療連携も行います。
歯科における在宅医療・介護
歯科の分野にも、在宅医療があります。往診用機材を携えて伺いますので、通院時とほぼ同じ治療が可能です。歯科衛生士による口腔ケア(口腔内清掃・口腔機能回復)もあり、介護の一環としてお役に立ちます。全身疾患がある場合は、かかりつけの医師と相談のうえ、歯科治療を行います。
在宅医療・介護において口腔ケアを行うことは大切です。口腔ケアは、食前・食後・就寝前に行うようにしてください。
「口腔内清掃」は、お口の中を清拭したり歯ブラシでみがいたりして清潔にすることです。粘膜や舌、入れ歯も掃除しておきましょう。「口腔機能の改善」のためには、お口周りの筋肉を動かす運動や呼吸・発声の練習、頬マッサージ、唾液腺マッサージ、肩・頸部のストレッチなどを行います。
こうした取り組みが、むし歯、歯周病、カンジダ症などの感染症予防につながります。また、お口の乾燥や口臭、食べづらさによる低栄養を防げることもメリットです。誤嚥性肺炎のリスクを下げられるという点も見逃せません。さらに、話す機能の維持・改善も期待できます。
人生の終末を迎える時まで、食べる楽しみや生きる意欲を持ち続けていただけるよう、歯科医療を通じて支援したいと考えております。